何もしない暇つぶしの大切さ

日常生活の中に暇があるというのは贅沢なことであり、常に神経をすり減らしていかなければならない社会生活を送る現代人にとっては大切なことです。社会的ストレスによって精神的な疾患を負ってしまう人も多いことから、そのストレスから離れた暇といえる時間を持てるということは精神衛生上有意義であることに違いないでしょう。忙しく日々を過ごすことに慣れてしまっている人が多くなっていることもあり、暇を持て余してしまうことを時間の無駄と考える人も少なくありません。
そのために、何らかの方法で暇つぶしをして有意義に活用しようと考えてしまいがちです。それも正しい考え方であり、暇つぶしによって精神的にリラックスしたり、気分転換したりできるのであれば、それは理想的な使い方と言えるでしょう。しかし、暇を持て余してはいけないとプレッシャーに感じて、何かをしなければならないと義務的に考えてしまうのは精神的負担を大きくしてしまいます。そういった無理な使い方をするくらいなら、呆然と暇な時間を過ごした方がかえって有意義なものになるということも頭においておいた方がよいことです。何もしない時間というのは身体にも心にも安らぎを与えられるものであり、決して無駄な時間ではありません。心身が休まることで次に行う活動のパフォーマンスが高まることは必然であり、何もしないことが結果的には生活の質を高めることにつながっていくこともよくあるのです。とはいってもやっぱり暇つぶしを有効活用したいものですよね。

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